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■アドバイザー:杉井 克彦(すぎい かつひこ)先生/ファイナンシャル・プランナー

  • CFP®上級ファイナンシャルプランナー(株)ライフプランニングコンサルタンツ所属。税理士・社会保険労務士の資格も持ち、講演も多数こなすスーパープランナー。税金・年金・投資・保険ライフプランなど、様々な面から子育てママの相談にのります。

Vol.10 住宅ローンについて(2) 〜現在の対処法〜


持ち家がほしくてやっとの思いで手に入れたマイホーム。「金利がさほど高くないから何とかなるさ」と思ってスタートしたもののなかなか減らないローン残高。この住宅ローンの対処法を考えて見ましょう。


(1)繰上げ返済について

住宅ローンを減らすには繰上げ返済が効果的。繰上げ返済には「返済額軽減型」と「返済期間短縮型」の2種類があります。借入期間は変わらず、毎月の返済額が減額される「返済額軽減型」と、毎月の返済額は変わらず、返済期間が短くなるという「返済期間短縮型」です。
同じ繰上げ返済額なら「返済期間短縮型」の方が、総返済額(総返済元金と総返済利息の合計額)は少なくなるのでお得ですが、他の条件も考慮しましょう。
●繰上げ返済を考える手順
1)まずは返済期間。できるだけ60歳までに完済できるようにし、それ以上なら期間を短くしましょう。
2)次にお子様の教育費。例えばこれから6年ぐらいが家計的に厳しいということならば「返済額軽減型」を利用して下げるようにしてください。
3)教育費は何とかクリアーできる状態ならば、「返済期間短縮型」で期間を短縮して総支払額を少なくしましょう。
また、繰上げ返済の金額については金融機関で違うようですが、例え50万円でも100万円でもいいですからこつこつ返済しましょう。ただ、住宅取得ローン控除で所得税等が減額されている場合は、繰上げ返済後の期間が10年を割ると税額控除は適用できなくなりますので注意してください。

(2)ローンの借り換え

現在では金融機関によって様々な住宅ローンが設定されています。現在返済中の金利と他の金融機関の住宅ローンが全体的にお得ならすかさず借り換えをしましょう。
●借り換え時の注意
1)手数料について
担保の再設定の手数料や金融機関の手数料が必要です。
2)借り換えの規定
金融機関によっては別途「手数料」が必要になるローンもあります。これはある年数までは借り換えないことを前提に現在の金利を特別に低く設定しているので、違約金的な手数料が必要になります。
3)借り換えと繰上げ返済
借り換え時期に前述の繰上げ返済を同時に行なうと効果的です。

(3)奥様の副収入が見込まれる場合の住宅ローンの選択

1)最初は変動金利を選択
金利の低い変動金利などでスタートさせ、すぐに繰上げ返済「返済期間短縮型」を積極的に行ないます。
2)お子様に対する教育費が高くなるころから、22歳ごろになるまでを固定金利に借り換えます。
3)お子様が卒業したころに、再度変動金利型に借り替えるか、残債を一気に繰上げ返済します。かなり面倒かもしれませんがこまめに繰上げ返済を考えていくと、かなりの金利返済額が減額されます。

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